ようこそ!天空パラダイス!

20年来の夢がかなって手に入れた古民家。数年後の移住を目標に、大変なことも楽しみながら進めていこうと思います。

苗づくりは奥が深い

9月は秋冬野菜の種まきや植え付けをする重要な時期です。月末まで2週間の休暇を取ってすべてを片付けようと思っていたのに、なかなかうまくいきません。9/1に種を蒔いたダイコンとカブは一部が出てきたものの、何者かに葉を食べられて穴だらけ。9/18に蒔き直したダイコンは、ようやく双葉が出てきたところで、まだ高さ2cmのカイワレ大根状態。暑さが続いているのが救いですが、これで間に合うんだろうか。

もっと悲惨なのがキャベツとハクサイです。苗を育てる過程で間引きが必要なので直播きはせず、ポットや植木鉢で苗をつくったのですが、芽が出たのを喜んだのもつかの間、みんなヒョロヒョロでまさにカイワレ大根のよう。そこからちっとも成長してくれません。

f:id:tenkufarm:20190927214226j:plain

見せるのが恥ずかしいほど貧弱な苗

失敗の理由のひとつは、たぶん土を間違えたこと。よく見たら野菜用や花と野菜用ではなく「花用」の培養土でした。そういう違いを意識しない大ざっぱな性格が災いしました。さらに培養土が足りなくなり、庭の土を適当に混ぜたりしているので、まともな苗ができるはずがないか…。

それでも今週末には帰るので、昨日とりあえず植えたのですが、今朝見ると多くが何者かに無残に食いちぎられていました。買っていった立派なブロッコリーの苗もひとつやられて絶体絶命。

そこへ救世主が登場。お隣のスーパーおばあちゃんです。「ハクサイ植えるか?苗やろか?」と言われたので「ください!」と着いていったら、何と畑に3mぐらいにかけて条蒔きしたハクサイの苗の大きめのものを間引くようにひょいひょいと抜いて、これを植えなさいとのこと。ものの本には、ハクサイは直根なので直播きの方が根張りがいいと書いてあるのに、裸の苗を植えるなんて!?と思ったものの、こうすれば苗は取れるし、残ったものは間引きながらそのまま育てればいいので一番合理的かもしれません。

f:id:tenkufarm:20190927215233j:plain

ほんとに育つんだろうか???

枯れるのもあるで~とのことだったので、いただいた苗を全部植えて水をやりました。今日は午後から雨のはずがほとんど降らなかったので、明日の朝も水をやりますが、その後はそれぞれ自分で頑張ってもらいましょう。

今回の滞在では、ほかにイチゴの苗の植え付けをしたぐらいで、あとは草との戦いでした。来年は早めに手を打つようにしなければ。嬉しかったのは、雨不足のせいか夏はひとつも出てこなかったミョウガが大量に出ていたこと。100個近く採れたのでお隣にもお裾分けしたら、代わりにカボチャやクリ、サトイモの炊いたのまでいただいてしまいました。ありがたいです。

敷地内には柿の木が数本あり、早生の甘柿が色づき始めていますが、多くは熟しすぎか未熟のどちらかで適当なものが少ないうえ、かなりの大木で思うように採れません。とにかくどの木も古くて大きすぎてうまく収穫できないので、この冬は思い切って剪定しようと思います。