田舎暮らしのお務め

私の家は家屋も畑も道路から数十メートルの高さにあり、道路沿いの急斜面は私の所有ではありません。なので、そこの草刈りなんて関係ないと思っていましたが、そこは街の常識と違うところ。所有する土地に面した道路沿いの草刈りは所有者がやることになっているそうです。そんなこと聞いてないぞ！と思っても後の祭り。

ありがたいのは、家屋の前はお隣の畑とお墓があるので、その下の道路沿いはお隣の担当になります。私がやるのは畑の下の斜面だけ。それでも長さは100メートル以上あるうえ、そこに行くまでに300メートルほどぐるっと回り道しないといけません。うちの担当はこの辺からで、終わるところはここからは見えません。

まず刈り払い機を使って、刈れる高さまで草を刈ります。上からかぶさっている葛のつるは、あとから大ガマで切れるところまで切って落とします。

とりあえず下まで刈りました。刈るだけなら30分ぐらいで終わります。大変なのは、刈った草を一輪車で自分の敷地まで運ばないといけないこと。上り坂なのできついです。

一度にどれだけ沢山積んで、運ぶ回数を減らすかが重要になります。一輪車に草を山積みにすると、運ぶ時の振動で草が緩んでぽろぽろ落ちて拾うのが面倒だし、全体が崩れ落ちることも多いので、ひもで真ん中をぐるっと縛っています。この量がほぼ限界ですね。

2時間かけて4往復してどうにか完了。昔は上の方も梯子をかけて刈ったりしたそうですが、危ないので最近はそこまでは要求されないとか。それでも上り坂で一輪車を押して何度も往復するのはかなりきつく、終わったらぐったり。年に2～3回のこととはいえ、来年もできるかどうか自信がありません。次に買うのは運搬車かな…。