ようこそ!天空パラダイス!

20年来の夢がかなって手に入れた古民家。数年後の移住を目標に、大変なことも楽しみながら進めていこうと思います。

引越ししました!

残念ながら天空へではありません。ブログのお引越しです。今後は以下のURLをご覧ください。タイトルは同じです。

ようこそ!天空パラダイス!https://tenkuparadise.seesaa.net/

過去の記事も読めますが、写真など修整が必要なところがあり、ぼちぼち対処します。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

f:id:tenkufarm:20200424085242j:plain

昨年4月に撮影した、畑の手前にあるモクレンハナズオウ(たぶん)。

いまごろ咲いているんだろうなぁ…

 

ポップコーンにハマる

最近ポップコーンにハマっています。食べるだけじゃなくて作ることも含めてです。ことの発端は、森林ボランティアの知り合いからポップコーンの素(というのかな?)を頂いたこと。奥さんが乾物の卸会社にお勤めで、賞味期限が近くなった商品が安く手に入るのだそうです。

ポップコーンなんて、最後に食べたのはいつだろう?覚えているのは、35年ぐらい前にカナダで短期語学留学に行っていたとき、映画館で大きな紙コップに大盛りのポップコーンに、さらに溶かしバターを回しがけしたものを食べ、後で胸が悪くなったことぐらいです。飲み会などで出たのを少しつまんだことはあっても、自分で買って食べるものではありませんでした。

せっかく頂いたので、説明を読みながら作ってみました。深さがあり、フタができる鍋の底の面積の7割程度のコーンを入れ、コーンが湿るぐらいの油を入れ、塩を一つまみ。フタをして火にかけます。

f:id:tenkufarm:20200422194243j:plain

残りが少なかったので6割もないくらいになっていますが、少なめの方がいいです。

火は弱火と中火の間ぐらいがいいと思います。フタをしたまま鍋をゆすり続けます。手が疲れますが、ゆするのを止めると焦げ付くので頑張ります。

2~3分ぐらいすると、中からポンポンという音がし始めます。間違ってもここでフタを開けないこと。コーンが飛び出して大変なことになります。そのうちに機関銃の一斉射撃のようになりますが、ひたすら鍋をゆすり続けます。音がしなくなったら出来上がり。すぐに火から下ろします。コツは大き目の鍋を使うことと、最初から最後まで鍋をゆすり続けることです。最初のうちはいいだろうと鍋を置いたままにしたり、出来上がってからも鍋をコンロの上に置いておくと真っ黒に焦げ付きます(経験者は語る)。

f:id:tenkufarm:20200422194858j:plain

あれだけの量でもこんなになります。お子さんだけでなく大人が見ても嬉しい驚きではないでしょうか。

映画館で食べて胸が悪くなった私ですが、自分で作ったポップコーンは別物みたいに美味しくていくらでも食べられます。油はオリーブオイルだし、塩もほんの少し、出来たてなので酸化も少なくてヘルシーです。昔は食べた後で歯にキシキシする固いものが残った覚えがあるのですが、自分で作ったポップコーンにそれはありません。ちなみに、最後まではじけずに残った丸い粒はとても固いのであきらめて捨てましょう。

外出自粛が要請され、家の中で悶々と過ごしている人も多いと思います。この機会に、時間があるからこそできる手作りに挑戦してみるのもいいかもしれません。

ひとりロックダウン

新型コロナウイルスのニュースばかりで重苦しい毎日が続いています。森林ボランティアの活動が当分中止になり、不景気で仕事も少ないので、本来なら畑仕事に精を出せるところですが、いかんせん、天空に行くことは府県をまたぐことになるので行けなくなってしまいました。

西へ行ったり、東へ行ったり移動の多い私ですが、実は車の運転も移動も好きではありません。もともと30代から家にこもりっきりで仕事をしていたので生活に大きな変化もなく、この機会にいままでほったらかしにしてきた庭や家の中を片付けています。

庭の雑草を片付けて(カラスノエンドウがすごかった)、普段なら梅雨が近くなるまでやらないミモザやツバキを剪定しました。きれいにしたらしたで、さらに細かいところが目に付いてくるのでまだ数日は遊べそう。いつもは時間がなくてさっさと片付けてしまうのに、心に余裕が出てくると花を飾りたくなったりするから現金なものです。

f:id:tenkufarm:20200421160747j:plain

本当は捨てるはずだった、剪定枝に付いていたツバキ。ツバキは首ごと落ちるので嫌う人も多いですが、切り花でも数日持ちます。うちのツバキは八重でとても華やか。12月頃からぽつぽつと咲き続けるので長く楽しめてお気に入りです。

f:id:tenkufarm:20200421160744j:plain
f:id:tenkufarm:20200421160831j:plain

種を付けると株が弱ってしまうのでクリスマスローズとチューリップも切り花にしました。「チューリップの葉っぱが違うのでは?」と思った人は観察力が鋭い!球根を太らせるべく葉っぱは残し、代わりにスイセンの葉っぱを入れています。「奇跡の一本松」がある陸前高田で買った「奇跡の醤(ひしお)」のビンが一輪挿しにぴったり。

外出自粛の要請に対する反応は温度差があるようで、「コロナ疎開」と呼ばれる行動が見られたり、先週の週末も湘南などで渋滞が起きたりしているようです。いまの日本は少し前のニューヨークと同じだとして、日本人の認識の甘さについての指摘もあります。経済に対する影響を心配する声もありますが、まずは感染を抑え込まないと経済どころではなくなるような気がしてなりません。個人的には、今は地震や洪水などの災害時と同レベルの非常事態と認識する必要があると思っています。ライフラインや通信が使えるし、流通もゴミの収集もある点でははるかに楽ですが、激化したとしてもどこからも支援が得られないことや医療崩壊の深刻さは、東日本大震災を超えるものがあります。

緊急事態宣言から2週間が過ぎたいま、自粛の効果が見られなければ我慢できなくなって自粛をやめる人が出そうだし、効果が見られたら気が緩んでやはり自粛をやめる人が出てきそうで心配です。

というわけで、いまは「ひとりロックダウン」をやっています。できるだけ家から出ない、人と会わないようにするのはもちろん、本当にロックダウンになったときに備えて少しずつ食品を蓄えています。大好きな牛乳の代わりになるスキムミルクや、自分でパンを焼くための小麦粉やイーストなどに加えて、これまであまり買わなかった高野豆腐や豆類などの乾物を増やしています。もちろんワインも…(^^)。

世間では感染者の数だけが話題になっていますが、実はPCR検査を受けられない人が大勢いるらしく、実際の感染者数はかなり多い可能性が高いです。とにかく感染を抑えることを第一に、家の中で仕事や楽しみを見つけて過ごそうと思います。コロナなんかに負けないぞ!

 

買うべきものは・・・

毎日コロナウイルス関連のニュースばかりで気が滅入りますね。マスクや消毒用アルコールはともかく、トイレットペーパーやティッシュペーパーまで買い占められているのは、1973年の石油ショックを経験している者にとっては「またか…」とあきれてしまったりします。その反面、食料品などの買い占めが起きていないのも不思議です。

コロナに関する外国の報道では、外出禁止令が出されたとか、スーパーで大量に食料品を買っているという話もよく耳にします。自分の身は自分で守るという意識が強いのかもしれません。日本ではそこまで深刻にならないと思っているのか、いざとなれば支援を受けられるだろうと思うのか、食料や日用品の買い占めの話はほとんど聞きません(私は朝昼晩にラジオを聴くだけなので、私が知らないだけなのかもしれませんが)。

昨夜、大阪府の吉村知事が、この3連休の大阪と兵庫の不要不急の行き来を自粛するよう声明を出しました。お彼岸のお墓参りを計画していた人も多いと思うので、突然の声明に驚いたと思います。でも、今後も同様のことが起きる可能性を考えて、ある程度は食料の備蓄をしておく方がよいと思います。

備蓄というと非常食のイメージがありますが、地震や台風などの災害時とは違い、今回は水や電気は使えるので、冷蔵や冷凍の食品を多めに買っておくだけでもいいと思います。さらに、普段どおりの生活を続けるために欠かせないものや、外に出られないストレスを解消できるものなども大切です。私の場合は牛乳やきな粉、チーズ、ミューズリー、ワイン、コーヒー、果物などでしょうか。何やらパーティーの準備みたいですが、我が家には、芽を出し始めたタマネギやジャガイモをはじめ、サトイモやカボチャ、ダイコンなどの野菜はたっぷりあるし、その気になれば庭にはカラスノエンドウハコベもあるので、お米と味噌と缶詰め程度があれば食事の方は特に問題ありません。上述の食品は、ほっと一息つくため、自分の健康を維持するためにとても大切なものです。

だからと言って皆が買い占めに走るとそれはそれで問題になるので、買う量は控えめにして回数を増やすなどの心遣いも必要ですね。

f:id:tenkufarm:20200320100131j:plain

今年のミモザ。成長が早いので剪定は大変ですが、やっぱりこの色はいいですねぇ。

おひなさまを出しました

昨晩ようやくおひなさまを出しました。毎年出そう出そうと思いながら2月が過ぎ、「うちは旧暦でやるから大丈夫」と言っているうちに3月も半ばになり、これ以上遅らせることはできません。

f:id:tenkufarm:20200316082356j:plain

うちのおひなさまは、御年82歳の母が生まれたときに買ってもらったものだそうで、当時流行っていたというお屋敷付きです。本来は「〇段飾り」にするものだと思うのですが、私が物心ついたころにはすでに飾るための段がなく、父がタンスの引き出しを入れ替えて間に合わせていました。私が自分で出すようになってからは、段ボール箱や板などを使って適当に作っているので3段が限界。今となっては正式な飾り方もわからず、段の上は大混雑です。

お人形は鼻が欠けたり、衣装に虫食いがあったり、髪が薄くなったり(人形でも薄くなるんですねぇ)してくたびれた感じもありますが、どの顔も上品でとても好きです。家具や食器などの道具類はすべて木製で、引き出しもちゃんと出るし、細かい模様が描き込まれていて、昔の丁寧な仕事ぶりが感じられます。桜と橘、ぼんぼりは私が小学生ぐらいのときに買い直したものですが、そちらの方が先に色あせてみすぼらしくなっています。

それでも経年劣化はあるうえ、私が小さい頃はいつも人形で遊んでいたので(なんとゼイタクな…)、あちこちの塗装が剥げ、屋敷の各所や鏡台が壊れていました。数年前に思い立って修理し、背景の金紙も張り替えたので新築同様になりました。

f:id:tenkufarm:20200316080016j:plain
f:id:tenkufarm:20200316080018j:plain
f:id:tenkufarm:20200316080328j:plain
f:id:tenkufarm:20200316080123j:plain

足りない部分を作ってはめ込み、鏡台の支えには家にあった金継ぎセットに入っていた黒の漆を、欄干には「カシュー」という漆のように仕上がる樹脂塗料を塗りました。以前のちょっと渋めの赤ではなく、真っ赤になりましたが、予想以上にうまくできて満足です。

f:id:tenkufarm:20200316080802j:plain
f:id:tenkufarm:20200316080805j:plain
f:id:tenkufarm:20200316080936j:plain
f:id:tenkufarm:20200316080811j:plain

おひなさまを出してようやく春の気分になったと思ったのに、今朝起きたらなんとあたり一面が雪。3月に雪が降るのは珍しいことではありませんが、この冬は積もるほどの雪が一度も降っていなかったのでちょっと驚きです。「油断したらあかんで!」ということですね。

f:id:tenkufarm:20200316080813j:plain

 

あれから9年

昨日は東日本大震災が起きた日から9年目にあたり、テレビやラジオでも色々な特集番組があったようですが、特に視聴しませんでした。見ても悔しさや悲しさや憤りが湧くだけというのが一番の理由で、決して忘れつつあるわけではありません。あの震災は私の人生で一番大きなターニングポイントで、記憶だけでなく体や日常にしっかり刻み込まれているので、それでいいのではないかと思っています。

阪神淡路大震災のとき、私は大阪にいました。何か手伝いたいと思いましたが、当時は今のボランティアセンターのような体制もインターネットもなく、各団体が新聞で募集するボランティアに参加するか、直接現地に行って手伝いを必要としている人を探すぐらいしか方法がありませんでした。市民からの依頼を集めてボランティアを派遣するNPOが西宮にあり、毎週末に通っていましたが、ボランティアの数が多すぎて仕事がなく、ニーズを集めるために市内を回ったり、ポスターを描いたりなどが多くて、直接支援にかかわった感じがなく不完全燃焼で終わっていました。

そして2011年の東日本大震災。当初は遠いので寄付金をしましたが、被害があまりに大きくて5月になってもほとんど片付いていなかったことと、ボランティア派遣の体制が整っていることを知って思い切って参加。できるかどうか不安でしたが、私のように何もできない人間でもいないよりはましということがわかり、ようやく阪神淡路大震災での借りを少し返せたような気がしました。その後もスキルを身につけるために森林ボランティア団体に入会したり(予想以上にハマってしまい困っていますが)、各地の災害でボランティアに参加したりするようになりました。私にとって人生の大きな方向転換であり、これによって残りの人生の方向が決まったと言えます。

「したいけどできない」と思っていたことが「やればできる」と思えるようになったのは大きな収穫です。おかげで最近は少し手を広げすぎて自分で自分の首を絞める状態ですが、やりたいことが沢山あるのは幸せだと思っています。

今朝のNHKラジオで、記者が常磐線に乗って南相馬駅と小高駅を訪れたという話があり、小高駅から続く商店街に賑わいが戻りつつあると話していました。小高は南相馬市ボランティア活動センターがある駅で、2017年に3回訪れています。初めは「駅前に商店街なんてあったっけ?」と思いましたが、駅からまっすぐ伸びる、泊まった旅館やお弁当を買ったお店がある道路のことだと気づきました。あの時は開いている店もほとんどなく、暗い道という印象でしたが、賑やかになってきたと聞いて嬉しく思いました。来年は震災から10年目になります。どこかのタイミングで行きたいと策略を巡らせていますが、訪ねたい場所が多すぎて悩むところです。

f:id:tenkufarm:20200312092059j:plain

ボラセンが設置されていた石巻専修大学に張られたボランティアたちのテント(2011年5月)

f:id:tenkufarm:20200312092036j:plain

クリスマスのイルミネーションで飾られた小高駅前の商店街(2017年12月)

56歳にして歯列矯正始めます!

わたしの歯並びはかなり悪いです。もともとは小学校低学年の時に上の前歯が縦に(つまり普通の方向から90度回転して)生えてきたうえ、受け口だったので矯正したのですが、当時の歯列矯正はかなり荒っぽくて、すべての歯に銀のバンドをはめてワイヤーでつなぎ、奥歯に輪ゴムを引っかけるというもので、痛いし、うっとうしいしで、とりあえず前歯が普通の方向に向いて受け口が目立たなくなった時点でやめました。将来、見た目を気にするようになったら再開するつもりでした。

それから50年近くが経過し、特に見た目を気にしなかった性格のおかげで歯はそのまま。何もなければこのまま一生を終えるはずでしたが、昨年から歯科医院に通い始めたことをきっかけに、驚きの事実がわかってきました。

ここの先生は、身体全体の調整を考えて治療をしてくださいます。私の場合、受け口で上の歯が下の歯の内側に入るので上顎が発達できず、なんと3歳児程度の幅しかないそうです。その分だけ上顎が上に湾曲して鼻にも影響を与えています。上顎が狭いので収まらない歯が八重歯になり、その後ろに別の歯があるという二重構造。下顎の成長も悪くて歯が1本おきに前後にずれています。

50年前に矯正したときは、乳歯を矯正しても意味がないので、強制的に乳歯を抜いて永久歯を生やしてから矯正しました(今とは違って太くて苦い味の注射を何本も打ってものすごく痛かったです…)。どうやらその措置も顎が発達しない原因になった様子。歯並びが悪いと身体の色んな所に不調が出てくるそうで、わたしの状態では一番怖いのが鼻と脳への影響だそうです。

今まで複数の歯科医院にかかってきましたが、歯並びを指摘されたことはありませんでした。いまさら…という思いもありましたが、実は子供のときから鼻の調子は悪く、この数年は時期や場所を問わず鼻水が止まらなくなることがあり、仕事が手に付かなかったり、眠れなかったりして悩んでいました。肩こりや首筋の痛み、腰痛もあって月に一度は整体に通っていますし、最近は股関節や膝の痛みも出てきて、体力に自信がなくなりつつありました。

そういうわけで、思い切って矯正することにしました。2年ほどかかるそうで、時間もお金も必要ですが、あと30年ほどは人生を楽しみたいので、調子がよくなれば嬉しいです。ちなみに、上顎を広げるので鼻は少し低くなるらしく、人相も変わるかもしれないとのことでした。怖いような、楽しみなような複雑な気持ちです。後で比較するために歯並びの写真を撮っておくつもりですが、美しいものではないのでここには掲載しません。あしからず。