ポップコーンにハマる
最近ポップコーンにハマっています。食べるだけじゃなくて作ることも含めてです。ことの発端は、森林ボランティアの知り合いからポップコーンの素(というのかな?)を頂いたこと。奥さんが乾物の卸会社にお勤めで、賞味期限が近くなった商品が安く手に入るのだそうです。
ポップコーンなんて、最後に食べたのはいつだろう?覚えているのは、35年ぐらい前にカナダで短期語学留学に行っていたとき、映画館で大きな紙コップに大盛りのポップコーンに、さらに溶かしバターを回しがけしたものを食べ、後で胸が悪くなったことぐらいです。飲み会などで出たのを少しつまんだことはあっても、自分で買って食べるものではありませんでした。
せっかく頂いたので、説明を読みながら作ってみました。深さがあり、フタができる鍋の底の面積の7割程度のコーンを入れ、コーンが湿るぐらいの油を入れ、塩を一つまみ。フタをして火にかけます。
残りが少なかったので6割もないくらいになっていますが、少なめの方がいいです。
火は弱火と中火の間ぐらいがいいと思います。フタをしたまま鍋をゆすり続けます。手が疲れますが、ゆするのを止めると焦げ付くので頑張ります。
2~3分ぐらいすると、中からポンポンという音がし始めます。間違ってもここでフタを開けないこと。コーンが飛び出して大変なことになります。そのうちに機関銃の一斉射撃のようになりますが、ひたすら鍋をゆすり続けます。音がしなくなったら出来上がり。すぐに火から下ろします。コツは大き目の鍋を使うことと、最初から最後まで鍋をゆすり続けることです。最初のうちはいいだろうと鍋を置いたままにしたり、出来上がってからも鍋をコンロの上に置いておくと真っ黒に焦げ付きます(経験者は語る)。
あれだけの量でもこんなになります。お子さんだけでなく大人が見ても嬉しい驚きではないでしょうか。
映画館で食べて胸が悪くなった私ですが、自分で作ったポップコーンは別物みたいに美味しくていくらでも食べられます。油はオリーブオイルだし、塩もほんの少し、出来たてなので酸化も少なくてヘルシーです。昔は食べた後で歯にキシキシする固いものが残った覚えがあるのですが、自分で作ったポップコーンにそれはありません。ちなみに、最後まではじけずに残った丸い粒はとても固いのであきらめて捨てましょう。
外出自粛が要請され、家の中で悶々と過ごしている人も多いと思います。この機会に、時間があるからこそできる手作りに挑戦してみるのもいいかもしれません。