ようこそ!天空パラダイス!

20年来の夢がかなって手に入れた古民家。数年後の移住を目標に、大変なことも楽しみながら進めていこうと思います。

自然の恵みがいっぱい

昨日収穫したゴマを逆さに振ってみたところ、市販のすりゴマ1袋分ぐらいのゴマが取れました(涙)。ただ、写真でもわかるように小さな虫が沢山這いだしてきます。

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中には極小の尺取虫みたいなものも。ひととおり逃がしてからゴミを取り除こうとしてもうまくできません。ザルを通してもゴマが詰まってゴミが通ってしまうし、風で飛ばそうとするとゴマまで飛びます。調べてみると、ふるいと箕(み)でゴミを分けてから水洗いして沈んだものを選ぶそうで、基本的には間違っていなかったようですが、洗っていいとは思いませんでした。乾かすのに時間がかかりそうなので本宅に帰ってからやることにしますが、果たしてどのくらい残るやら。[後日追記:水に入れたら大半が浮かんでしまい、ほとんど残らないので水での選別はあきらめました。風でゴマが飛んだのも中身が入っていないからだと思われます。せっかく作ったんだから殻も大切にいただくことにします]

今日はまず、タマネギを植える場所づくりから。入口に近い場所は次の春までにレイアウトを変えたいので、少し奥にある、まだ何も作っていない場所を選びました。

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前に畑を作っていた人が張ったマルチが残っています。目指すのはマルチを使わない農業ですが、すでにあるものは有効活用しようと思うので、草だけを取ります。マルチが張ってあるので楽かと思いきや…

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堂々と立ちはだかるギシギシ。宿根草で、何度刈ってもすぐに再生するし、どんどん大きくなります。根から掘り起こすしかないのですが、これがなかなか重労働です。

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ぐるっと株を取り巻くようにスコップを入れ、さらに掘ってから引っ張って抜いたのがこちら。ゴボウのように太い根が密集して土を抱え込んでいました。残った根からも再生しそうな気がして不安ですが、これだけ掘っただけでへとへと。再生直後の小さいものなら抜きやすいと思うので、その時点でこまめにとることにします。周囲にはまだたくさん残っているので長期戦になりそう。畑にとってはちょっと厄介なギシギシですが、この葉っぱはヤギの好物だったりします。ただしシュウ酸が含まれているのでやりすぎはよくないそうです。

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草取り完了。土にどのくらい肥料が残っているのか不明なので、燻炭と完熟堆肥を少なめに撒きました。苗を植える時期をお隣に聞いたところ、あと7~10日ぐらいしたらとのこと。その頃に来れたらいいんですが。あ、苗の手配もしなければ。

さて、今日は果樹のチェックもします。9月から採れている甘柿は、かなり数が減ってきましたが、前よりも実が大きくなっているような気がします。

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これ以上は手が届かないところまで採り、お隣に10個ほどおすそ分けしました。私は硬めの柿が好きなので、柔らかいのや落として割れたものなどは柿酢にします。キウイは試し採りです。

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キウイは2か所にあり、種類が違うようです。左側の写真は春に摘果したもの、右側はあまりの数と迫力に怖気づいて放置したもの。すぐ右に棚があるのですが、それだけでは飽き足らず、横に立っている柿の木にも這い上がって鈴なりです。今年の冬は大胆に剪定しなければ。

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ザクロも2本あり、実が沢山付いています。割れてきたら食べごろと聞いていましたが、完全にはじけてしまいました。種が硬くて大きいのでほとんど食べるところはありませんが、キラキラ光る実はとてもきれいです。知人宅で食べた市販のものはかなり酸っぱかったのですが、完熟のせいか甘酸っぱくて美味しいです。ザクロジュースが市販されていますが、どうやって作るんだろう?

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畑の隅で咲いている紫のかわいい花を見つけました。葉っぱの形も臭いもニラに似ていますが、ニラよりも細いし、花が違います。お隣のご夫婦に聞いてもわからなかったので調べてみると、ヤマラッキョウのようです。少し引き抜いてみると…

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小さな鱗茎が付いていました。夕ご飯で食べるつもりでしたが食べ忘れたので感想は後日。[追記:さっと茹でて味噌をつけて食べてみました。食感は確かにラッキョウですが、Wikipediaの解説どおり匂いは弱く、美味しくもなく不味くもなくといった感じでした]
昨日掘り上げたラッカセイを今日茹でてみたところ、実は大きいものの中の薄皮がまだ色づいていなくて白い状態でした。10日干したら変わるのかもしれませんが、掘るのが早すぎたのかもしれません。比較用に2株だけ畑に残してあるので、今度来たときに確認しようと思います。農業はすべてがタイミングなんだなぁと実感。